上腕二頭筋とは
上腕二頭筋とは、じょうわんの前面を縦に走行する筋肉で、長頭と短頭に分けられます。
筋トレをしてない人でも知っている名前で、ボディビルダーのモリッと上がった力こぶは主にこの筋肉です。
しかしながらボディビルダーじゃなくても発達する人達はいます。
消防士や、建設関係で働いている人、テニス、野球などの球技、体操選手など、
ボコボコした腕は筋はまさに男らしさの象徴で、モテる筋肉のトップに君臨し続けてるレジェンドマッスルです。
この筋肉、残念ながら筋トレをしてもあまり発達しない人もいれば、筋トレをしなくても発達してる人もいます
なぜ、上腕二頭筋が発達しにくい人も居れば発達しやすい人もいるのか?
さらに女性では上腕二頭筋の発達はしにくいのか?
などにスポットライトを当て解剖学の観点から謎を解いていきます。
上腕二頭筋の基本情報
起始:肩甲骨関節上結節(長頭)
:肩甲骨烏口突起(短頭)
停止:橈骨粗面、前腕筋膜(尺骨の後半3/1程度)
作用:肘関節の屈曲、前腕の回外
:上肢の内転(短頭)
:上肢の外旋(長頭)
:肩関節の屈曲(短頭)
上腕二頭筋のトレーニング方法
鍛え方としては、
- アームカール (ダンベル&バーベルを持って肘を曲げる運動)
- チンニング(懸垂)
- ベンチプレスで胸に向かって下ろしてくる時
が代表的な鍛え方になります。
解剖学を通じて見えてきた効果的な鍛え方
筋肉の作用(どのような動きで働くのか)を見れば、どう上腕二頭筋を収縮させるのが1番効果的なのか、考えられます。
作用を見れば、必要なことが見えてきます。
それは、胸郭の安定性(肩甲骨を固めること)です。
胸郭の安定性がない人はこのようなことが起こります
- 上肢の外旋のとき、肩甲骨が共に内転してくる(肘を曲げて肩を外側に回すとき、肩甲骨が寄せられて背中を中心に動かす)
- 肩関節の屈曲を脊柱の伸展で(背中を逸らすことで)動かす
胸郭の安定性とは
あえて少しアカデミック(理論的)に書いておりますが。
胸郭の安定とは、上半身を固めることです。
代表的なもので言いますと、ヨガの蛙のポーズ
ピラティスのダウンストレッチ、倒立などに必要な
上半身を固める動きです。
肩甲骨の可動性を減らし、固めるように使います。
そして胸郭の安定性を出すためには、握力が必要です。
足のアーチを作れば股関節が安定すると同様、
手のアーチを作れば胸椎が安定してきます。
手のアーチは女性に特に不足していますし、
男性でも、あまり物を深く握らない仕事をしている人にとっては不足していると言えます。
まとめ
上腕二頭筋を上手く収縮させるためには握力が必要です。
なので、収縮の時に握力をしっかり使う必要があります。
ベンチプレスのエキセントリック収縮時に握力を抜けば、上腕二頭筋の力が抜けて関節へのダメージが起こりますし、
アームカールで握力を抜けば背中に刺激が入り上腕二頭筋の収縮が抜けます。
これらを踏まえて上腕二頭筋を上手く効かせれない人の1番効果的な鍛え方は
- ファットグリップを使ったアームカール
- チンニング(懸垂)
だと考えます。
皆様もカッコいい力こぶを目指してください!
より詳しい解説、自分はどうなってるのかを知りたいなら当ジムをご利用ください。
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